メンタルステータス検査には何が含まれますか?
患者の特定のニーズに合わせて調整することもできますが、包括的なメンタルステータス検査は通常、次の重要な領域を対象としています(Voss & Das、2022)。
外観と動作
メンタルステータス検査は、個人の衛生状態、適切な服装の有無、アイコンタクト、顔の表情、姿勢など、患者の外見と行動を観察することから始まります。施術者は、セッション中に繰り返しの動きや異常な動きに気付く場合もあります。これらの観察結果は、患者の精神状態、身体的健康、感情状態、および潜在的な神経学的状態に関する手がかりとなります。
スピーチ
患者の発話を評価するには、発話速度、音量、発音、一貫性などの特性を評価する必要があります。圧力のかかる発話、単調な発話、不明瞭な発話、ワードサラダ(一貫性のない発話)などの発話の異常は、根本的なメンタルヘルスの問題または認知障害を示している可能性があります。
気分と感情
メンタルステータス検査では、患者の感情表現を指す感情と、主観的な感情状態を指す気分を評価します。医療従事者は、患者さんの表情、アイコンタクト、ボディランゲージを観察しますが、これらは気分が一致する場合もあれば、一致しない場合もあります。
思考プロセスと内容
患者の思考プロセスを評価するには、患者の思考の論理的な流れと組織を評価する必要があります。開業医は、何らかの妄想(固定観念や虚偽信念)、幻覚(幻聴などの知覚異常)、ゆるい関連性、過大評価されたアイデア(妄想の程度に満たない不合理で持続的な信念)、強迫観念の有無、強迫観念など、患者さんの思考の内容を探ることもあります。
認知
メンタルステータス検査の認知領域では、オリエンテーション(自己、時間、場所の認識)、注意力、集中力、記憶(最近および長期)、言語能力、実行機能(問題解決、抽象化、公正な判断)など、患者の認知機能のさまざまな側面を評価します。
洞察と判断
インサイトとは、患者のメンタルヘルス状態に対する理解と認識を指します。同時に、判断には、患者が合理的な決定を下し、その行動の結果を理解する能力を評価することも含まれます。洞察力の欠如や判断力の低下は、多くの場合、さまざまな精神障害や人格障害を伴い、治療の順守や意思決定に影響を与える可能性があります。